扉を開けて私を出迎えたのは、六聖拳でも1、2を争う美形、南斗水鳥拳レイ。
少し着崩したジャケットがやけに似合っていてセクシーだ。
思わずじっと見つめていると、レイは私のほうに近づいてきて、照れくさそうに言った。

、やっと来てくれたな。今日はわざわざ足を運ばせてすまん。
しかし、なかなか姿を見せてくれないものだから心配したぞ。
お前が会場に入る前に二人きりで逢えて良かった。
フ、中の連中を出し抜いて迎えに出てきて正解だったな。
今日のパーティーはお前のためのようなものだ、ゆっくりしていってくれ」

ではお言葉に甘えて、と中に入ろうとする私の腕を、何故かレイが掴んだ。
振り向いて首を傾げると、レイはニヒルに笑って、唇を私の頬に近づけて低い声で耳打ちした。

「それと…気分が悪くなったら、他の連中ではなく俺だけに言え。俺が隅々まで介抱するから…いいな?
「!?」

調子に乗んなセクハラ鳥類!!と平手打ち。さっさと会場に入る
顔が真っ赤になってしまったので落ち着くために静かな部屋へ