慟哭が重なり合う中で

宴の準備は整った


さて 流るるは哀れな仔羊

獅子の瞳を手にした羊


優しい牙を失って

新たな牙を迎え入れ

それでも羊は嘆くだろう


愚かしさに満ち溢れ

絶望と混沌と恋情が混ざり合い

祈りの叶わぬ慈悲なき地にて


 


とびらをひらいたのは おのれだというのに。






「踊りなさい、運命を嘆くには まだ 早い」